IRIS、電球による見守りサービス

IRIS(アイリス),ヤマト運輸,リーガルスムーズ

商品|2023年12月19日

  • twitter

 入居者の与信管理システムを提供するIRIS(アイリス:東京都港区)は、6月より管理会社向けに、見守りサービスの「Mimamo(ミマモ)」を提供している。入居者の滞納歴や反社会的勢力のチェックなどの審査を代行する「Smart Rating(スマートレイティング)」に加え、さらなる付加価値の提供を目指す。

ヤマト運輸と提携

 Mimamoは、配送大手のヤマト運輸(東京都中央区)が展開する、電球の点灯状況で見守りを行う「クロネコ見守りサービスハローライト訪問プラン」を用いたサービスだ。同サービスを導入した管理会社を通じて、入居者とIRISの間で契約を締結する。見守りを希望する入居者の居室内の電球を、ヤマト運輸が取り扱う専用のIoT電球「Hello Light(ハローライト)」に変更。点灯・消灯の動きが24時間以上なかった場合、IRISや管理会社、緊急連絡先など登録した最大4カ所の通知先に自動でメールが届く。通知先となる入居者の親族らが設置先を訪問できない際には、問い合わせ窓口経由でヤマト運輸のスタッフが代理訪問する流れとなる。

 また、Mimamoには、入居者が死亡した際の契約解除手続きや残置物撤去、原状回復などを行うプランもある。孤独死や無断退去の発生時の残置物処理と賃貸借契約解除に関するサービスを提供するリーガルスムーズ(同)との提携により、幅広いサービスの展開が可能となった。

 IRISの荒川敏勝社長は「住宅確保要配慮者が増えている中、高齢者などの入居者が安心して住むことができる環境が求められている。2024年1月からは駆け付けサービスや医療相談付き損害保険を組み合わせたプランも開始する予定だ」と語る。

(2023年12月18日9面に掲載)

おすすめ記事▶『顧客の9割がLGBT当事者、仲介会社が住まい課題の調査を実施』

検索

アクセスランキング

  1. 共済活用の動き広がる

    全国賃貸住宅修繕共済協同組合,KENT(ケント)共済協同組合,西田コーポレーション,三好不動産,スマイルあんしん共済協同組合,アート企畫社

  2. EV充電、累計受注2万5000台に急拡大

    Terra Charge(テラチャージ)

  3. Sanu、サブスク型の別荘展開 200室へ

    Sanu(サヌ)

  4. AAAコンサルティング、不動産会社向けBPOで急成長

    AAAコンサルティング

  5. 清水建設、洋上風力発電建造船の建設発表

    【連載】千葉明の株式教室 No.292

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ