不動産関連システムの開発を手がけるCBIT(シービット:東京都千代田区)は、提供する不動産オーナー向け収支管理システム「ビズアナオーナー」において、会員向けサービスの充実化を進めている。
会員専用機能を拡充
ビズアナオーナーは、オーナーが管理会社から受け取る収支報告書をアップロードするだけで、部屋ごとの賃料や支出をグラフ化するサービス。物件の収支状況を可視化することで稼働率の把握を助け、必要な空室対策への投資判断を行いやすくする。2019年7月から提供を開始し、23年11月末時点で約1000人の会員登録がある。
充実を図っているのが、外部サービスと連携した「プレミアム機能」だ。スマサテ(東京都品川区)の賃料査定システムや、アマゾンジャパン(東京都目黒区)の置き配サービスなどと連携し、ビズアナオーナー会員向けの特別価格や特典付きで提供する。9月にはTerra Motors(テラモーターズ:東京都港区)のEV(電気自動車)充電インフラサービスの提供を開始。12月中には東京ガス(同)の高齢者見守りサービスの提供を開始予定だ。
ビズアナオーナーは、毎月の収支状況や部屋ごとの稼働状況などが無料で閲覧可能。データ登録はビズアナオーナーの事務局が行う。収支明細の追加・修正や年間収支の参照機能は、月額480円(税込み)の「スタンダードプラン」で利用できる。
(2023年12月18日9面に掲載)