CoLife、住まいの困り事を解決

CoLife(コーライフ),阪急阪神不動産,明和地所

商品|2023年12月26日

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居住者が利用する専用アプリの画面イメージ

 住宅メンテナンスサービスを提供するCoLife(コーライフ:東京都中央区)は、居住者と住宅事業者をつなぐプラットフォームサービス「iecon ORM(イエコンオーアールエム)」を提供している。

居住者向けアプリ提供

 iecon ORMの機能は主に二つだ。一つ目は住居設備の説明書や設計図など、住宅に関するデータを蓄積する機能。二つ目は、居住者が住宅メンテナンスの依頼をはじめ、住宅設備の備品購入やライフラインの手続きなどができる機能だ。住宅事業者はこれらの機能から必要なものを選んで居住者に利用してもらうことができる。

 居住者は専用アプリを通してサービスを利用する。住宅事業者はウェブ上の管理システムで顧客情報や、やりとりの履歴を確認する仕組みだ。居住者から問い合わせやメンテナンス依頼があった際は、CoLifeもしくは住宅事業者が対応する。

 iecon ORMは住宅事業者のニーズに合わせて開発するOEM(相手先ブランドによる生産)と、安価に導入できるSaaS(サース)版の2通りで提供している。

 同サービスは、ハウスメーカーやデベロッパーが顧客との接点を継続するためのサービスとして開発された。阪急阪神不動産(大阪市)や明和地所(東京都渋谷区)などが導入しており、導入する事業者の年間の新築住宅戸数は5万戸を超える。入居後の困り事を解決する際のツールとして使えることから、賃貸管理会社でも導入されている。

(2023年12月25日9面に掲載)

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