管理戸数1万5400戸のライフサポートは、協力会社による管理物件の建物診断書を基に、大規模修繕工事提案を進める。
報告書を基にオーナー訪問
同社の商圏は愛知県が中心だが、約2割は新潟市にある。管理物件の構成は、木造が38%、鉄骨造が31%、RC造が31%。築年数のボリュームは、築10年以内が14%、築11〜20年が20%、築21年以上が66%と過半数を占める。
オーナー数は1490人。全従業員50人のうち、オーナー担当の27人が大規模修繕工事の提案も行う。
同社は建築免許を取得していないため、大規模修繕工事の受注は提携先の工事会社を紹介し、工事金額に対する紹介料を得る。
大規模修繕工事の提案に先立ち、2022年ごろから、工事会社と提携し管理物件全棟の物件状況調査を実施している。ライフサポートが一棟単位で管理する物件のリストを協力会社に提供。築年数の古い順に、外壁のクラックの状態や、塗装の剥がれの有無などに関する調査を依頼している。協力会社が月に巡回する物件数は、20棟程度だという。