家財保険などを販売するSBI日本少額短期保険(以下、SBI日本少短:大阪市)は8日、家賃と家財保険料を一括で収納代行できるスキームの開発を見据え、家賃債務保証会社のジェイリース(大分市)と業務提携した。このスキームが実現すると、ジェイリースが行ってきた家賃の収納代行に加え、家財保険料の収納代行も一括して行うことができるようになる。
収納代行と保険料の徴収を一括化
これまでは家財保険料は入居者から振り込みなどにより支払われていた。保険の代理販売を行う管理会社は家財保険料の入金有無の確認や、未入金の場合、入居者に対し催促業務を行っていたが、それらが不要になる。そのうえ、入居者自身も未払いによる無保険のリスクを低減できる。
SBI日本少短は自社基幹システム「Nico(ニコ)」と代理店側の入居申し込みシステムとの連携を推進。入居と保険の同時申し込みを実現した。保険手続きが省略されたことで、代理店の業務が効率化した。
今後、ジェイリースとのスキーム開発が実現すると、さらなる業務効率の向上が見込める。SBI日本少短は引き続き、代理店に対する訴求要素の強化を図っていく。
(2022年3月28日2面に掲載)