保険と入居の申込をシステム連携

SBI日本少額短期保険, セイルボート

その他|2021年08月20日

  • twitter

SBI日本少短とセイルボートのシステム連携の流れ

 2022年5月までに実現する完全オンライン契約を見すえ、賃貸物件の契約に関わるサービスを提供する会社が動きだしている。

契約完全オンライン化見据え各社動く

 保険申し込み管理システム「Nico(ニコ)」を提供するSBI日本少額短期保険(以下、SBI少短:大阪市)は2日、セイルボート(広島市)が提供するオンライン入居申し込みサービス「キマRoom!Sign(キマルームサイン)」とシステム連携を開始。同日、SBI少短は同サービスとの連携をサポートする中間サーバーの開発も完了し、さまざまな賃貸プラットフォームシステムとの連携体制を構築した。

 今回の連携により、賃貸住宅に新たに入居する顧客がサービス利用時の情報入力の手間が削減できるようになり、保険を取り扱う代理店である不動産会社の業務効率化をかなえた。

 賃貸物件の入居希望者が入居手続きのためにキマRoom!Signに入力した顧客情報のうち、保険申し込みに必要な情報が自動的にNicoへ連携されるため、顧客が重複する情報を再度入力する手間を省く。また、インターネット申し込みにも対応可能で、入居申し込みから保険契約手続きまでをネット上で完結できる。

 保険代理店となる不動産会社にとっても、保険募集業務において発生していた顧客や物件名などの同じ情報を何度も入力する手間が、今回の連携でキマRoom!Signへの入力のみで完結でき、業務効率化につながる。

 SBI少短の井上久也社長は「今回のシステム連携は第1弾。中間サーバーの開発によって、お互いのシステムに負荷をかけずに連携することが可能になった。スピード感をもって連携先を増やしていきたい」と語る。

 セイルボートの西野量社長は「22年5月までに改正される予定の宅地建物取引業法を受けて、契約業務の完全デジタル化が進んでいくだろう。そうなったとき、少額短期保険もペーパーレス化が必要になる。法改正とともにスタートできるためのアイドリング期間が今だと考える」と語る。

SBI日本少額短期保険 井上久也社長の写真

SBI日本少額短期保険
大阪市
井上久也社長(50)

 

 

セイルボート 西野量社長の写真

セイルボート
広島市
西野量社長(44)

 

(8月16日1面に掲載)

おすすめ記事▶『東京海上ミレア少額短期保険/東京海上ウエスト少額短期保険、SMS活用の加入受付開始』

検索

アクセスランキング

  1. 大手不動産会社で入社式

    レオパレス21,大東建託グループ,ハウスメイトパートナーズ,APAMAN(アパマン),常口アトム,武蔵コーポレーション,TAKUTO(タクト),三好不動産

  2. 戸建て賃貸強みに売上33億円【上場インタビュー】

    東日本地所

  3. ビューン 大石隆行社長 電子書籍読み放題、13万戸に

    【企業研究vol.246】ビューン

  4. 不動産業アワード、10社が受賞【クローズアップ】

    国土交通省

  5. セイワパーク 清家政彦社長 時間貸し駐車場1万2000車室

    【企業研究vol.245】セイワパーク

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ