コロナ禍の賃貸市場の影響は?エリアルポ ~秋田編~

秋田住宅流通センター,親和エステート不動産,TDK(ティーディーケー),朝日綜合,ホテヤ不動産,ニプロ

管理・仲介業|2022年03月10日

  • twitter

 47都道府県各エリアの新型コロナウイルス禍の影響を取材する本企画。今回紹介する秋田県は、大手総合部品メーカーや大手医薬品メーカーの工場が多く誘致されているエリア。一部の市町村ではこの法人需要で貸す部屋がないほどだ。一方、県全体としては人口減少率が全国ワーストという課題もある。秋田県のうち県央、県北、県南の三つのエリアに拠点を置く不動産会社4社とオーナーにコロナ禍の影響を聞いた。

法人需要で市場安定「貸す部屋なし」

秋田住宅流通センター、1月来店者減少オミクロン原因か

 秋田県の県庁所在地である秋田市で8400戸を管理する秋田住宅流通センター(秋田市)では、1月の来店者数が2021年比40〜50組減だった。コロナの変異型であるオミクロン株の流行が原因とみる。

20220307-1006.jpg

JR「秋田」駅西口の様子(出典:townphoto.net)

 同社が拠点を置く秋田市は、コロナ感染者数が少なく、第1回目の緊急事態宣言下である20年4月以降、大きな影響はなかったという。しかし、オミクロン株の感染拡大により、学校や医療機関でクラスター(感染者集団)が発生。22年1月22日時点で県内の感染者数が過去最多の87人に到達し、うち秋田市での感染者数が40人を占めた。

 これに伴い、同社の賃貸仲介店舗全7店舗合計で、1月の来店者数が減少。北嶋暢哉社長は「1月を細分化して見たときに、オミクロン株が大流行した下旬の来店者数が激減し、2月の成約件数は微減となった」と話す。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

おすすめ記事▶『コロナ禍の賃貸市場の影響は?エリアルポ ~川崎市編~』

検索

アクセスランキング

  1. 春の社宅需要、増加傾向

    S‐FIT(エスフィット),タイセイ・ハウジー,FPR,アパルトマンエージェント

  2. JCOM、月額制の防犯カメラで攻勢【注目企業に迫る】

    JCOM(ジェイコム)

  3. 法人・一般好調も、学生は苦戦【2024年繁忙期総括】

    住まいの戸田,クラッシー・ホームズ,ホワイトホームズ,つばめ不動産,グッドフェイス,高山不動産,アルカディア管財,三好不動産,早川不動産,武蔵小杉駅前不動産

  4. 繁忙期、成約件数は堅調

    山一地所,旭ハウジング

  5. 日本情報クリエイト、100億件のビッグデータ活用

    日本情報クリエイト

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ