家具職人がつくった手作り感のある空間
2014年11月22日 | リノベーション
家具職人が手掛けたリノベーション物件がある。
JR国立駅から徒歩10分にある築21年の木造アパート「ハウス国立」、1LDK36㎡の部屋だ。
東京R不動産で募集したところ、8件の内覧希望があり、1組目の内見で入居が決まった。
家具作りのプロだからこそできる技で内見者の心をつかんだ。
キッチン横には、5段の収納スペースがある手製の棚を設置。
あえてすすけた感じに塗装し、ビンテージ風に仕上げている。
洗面台もお手製だ。
台と壁の一部は白いタイルを貼り、鏡の周りは木材で囲われている。
「全体を通して手を込めたぬくもりが伝わる空間づくりを目指しました」と、家具工房木とり(東京都立川市)の山上一郎代表は話す。
壁全体を漆喰で塗ったが、その際に水平ではなく、重ねた跡が残るような塗り方をし、手作り感を出したという。
施行費は約300万円で、成約賃料は9万3000円。