14室の空室に全室申し込み

2014年09月06日 | リノベーション

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ファッションブランド「プラダ」や東南アジアのバリをイメージした特徴のある改修で、物件の満室化に成功したのが神奈川県のクラウド(神奈川県川崎市)だ。
同社は塗装の塗り分けなどの工夫で、コストを抑えながら内外装の雰囲気を刷新。
物件によっては、1室30万円の工事費で、1万5000円以上の家賃アップに成功した事例もある。
神奈川県小田原市にある築30年の賃貸住宅は17室中14室が空室という入居者離れが激しい物件であった。
そこで、提案したのは「プラダ」をイメージした塗装リフォームだ。
コンセプトカラーの赤、黒、白をあらゆる部位で塗り分けた。

【塗り分けでメリハリをつける】
解体新書_クラウド.jpg


例えばある部屋では、クローゼットの上半分が赤、下が黒となっている。
また、クローゼットが白でありながら、天井が黒の部屋もある。
外壁もこの3色で配色し、中と外のイメージを統一した。
全体工事費は1600万円。
ただ、1室あたりにかかった費用はわずか30万円。
工事後は、1室あたり1万5000円以上家賃をアップし、4万8000~5万8000円としたが、ほとんどの入居が決まり、半年後には満室となった。
他にも、東南アジアのバリをイメージした物件は、外壁を濃いグレーと茶色と白に塗り分け、襖には南国がイメージの植物の紙を貼った。

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