仕切りをガラスに変更し空間に開放感
2015年01月30日 | リノベーション
一級建築士事務所 設計組織DNA(京都府京都市)は、京都府京都市にある賃貸マンション「シャトー銀閣」の1室をリノベーションした。
同物件はRC造7階建て、全45戸からなる築45年の建物。
場所は銀閣寺より徒歩5分程度。
2階にある54.54㎡の部屋を2LDKから1LDK+スペアルームの間取りに変更。
水廻りは触らずに、居室のみを改修した。
部屋が仕切られて空間が分断されていたのを解消するため、ガラスの壁を取り入れるなど、広くみせる工夫がなされている。
また、デザイン性の高いLED照明「ModuleX(モジュレックス)」を使用するなど、細部にまでこだわっている。
玄関や廊下の部分には、改修前のウッド調の素材をそのまま使用するなど、生かせる箇所は残しつつリノベーションを行った。
今回、分譲マンションを賃貸に出すタイミングでリノベーションを実施。
オール和室だった居室を改装し、費用は約300万円。
家賃は周辺の相場に比べ、3~4万円程度高い10万5000円。
入居者ターゲットは一人暮らし、または、新婚層。
リノベーションを行った2013年春ごろから入居している。
住民なら、自由に使用可能な屋上からは、毎年8月に行われる京都五山の大文字の送り火も眺められる好立地。
同物件は建築後に用途地域が第一種低層住居専用地域に変更されているため、周辺には低層住宅が並んでいる地域である。