業界イメージの向上狙う
年間約1900件の賃貸仲介を行うRPG(東京都新宿区)は、不動産業界での女性社員の活躍推進に向けた独自の施策を展開している。7月からは、不動産会社で働く女性を主人公にした縦型ショートドラマ「賃貸娘。ー新しい不動産屋の物語ー」の配信を開始。不動産業界で働く女性のモチベーション向上と、業界イメージアップを狙う。
望月直樹社長は、17年に設立した同社を「業界変革のための会社」と位置付ける。望月社長が20年前に不動産業界へ入った際に顧客や業界関係者に助けられた経験と、2社目で女性社員の活躍を目の当たりにした体験が原点だ。男性中心で高齢化が進む業界を、女性社員の活躍で変革していくことを目指す。
同社は社員の約95%を女性が占める。産休・育休取得の奨励はもちろん、年間5万円の美容手当支給や生理休暇の導入などの福利厚生を拡充。女性が安心して長期間働き続けられる環境を整えている。
「賃貸娘。」は、若手女優3人を起用し、賃貸営業の現場で働く女性たちの葛藤と成長を描く。シナリオは、RPGで実際にあった出来事を基に望月社長が作成。子育てや家族の介護と不動産会社での勤務を両立するため、配置転換やリモート勤務を活用した例などを取り上げている。
同ドラマ以外にも、SNSや映像コンテンツを活用した発信活動に注力する。自社で制作した動画の中には、再生数が200万回を超えたものもある。ポータルサイトに頼らない独自の認知獲得を進めている。
今後は自社内の取り組みにとどまらず、全国の不動産会社から参画を募るエンタメ番組の制作や交流イベントの開催も目指す。
望月社長は「女性が業界のリーダーとして活躍できる環境を整えなければ、業界自体が廃れていく。メディア活動を通してボトムアップで業界を変革したい」とコメントした。
RPG
望月直樹社長
(2026年10月5日13面に掲載)





