駅からやや離れた場所に、行列ができる人気ベーカリーなどが出店する建物がある。オーナー住戸とテナント2戸、賃貸2戸からなる複合併用住宅「STITCH」だ。設計者は同様の複合施設をオーナーとして造り上げ、運営する知見を持つ。「まちに開いた建築」を目指し、賃貸住戸も事務所やアトリエ、サロンなどにしやすい仕様にした。
賃貸2住戸は小商いも可能
竣工後程なく満室
建物と地域を「縫う」
東京都江戸川区西葛西は、大手町駅や日本橋駅に地下鉄で直結し、駅周辺には飲食店やスーパーなどもそろう利便性の高い街だ。STITCHは、東京メトロ東西線西葛西駅から少し離れた、荒川に近い住宅街に立っている。
同物件のオーナーは、魅力ある賃貸併用住宅を建てたいと駒田建築設計事務所(東京都江戸川区)に相談。まちに開いた建築ができないかと持ちかけた。同事務所が設計者兼オーナーとして運営する、地域の人気ベーカリーカフェやコワーキングスペース、コミュニティースペース、賃貸住戸などから成る複合施設「西葛西APARTMENTS―2」を念頭に入れた依頼だった。同施設では、情報発信と人的交流により、新たなコミュニティーが醸成され、周辺を含めた不動産価値の向上にもつながっている。





