建物内のコミュニティーから地域へ

賃貸住宅から新たな文化を発信するオーナー登場
賃貸住宅を街に開く・・・・。シェアハウスの台頭により、賃貸住宅のキーワードのひとつとして、コミュニティーが注目されるようになった。その一歩先を行く動きとして、コミュニティーを建物内で完結せずに、地域にも開いてい行くオーナーが現れてきている。
5月10日東京都豊島区に立つ賃貸マンション「ロイヤルアネックス」内に新しいスペースがオープンした。その名もシェアードライフワークスペース「co-gaロイヤルアネックス」。基本会員制のシェアオフィススペースだが、同マンションの入居者も、外部の非会員も利用でき、しかも、子連れ利用可能だ。幼児教室も併設しており、幅広い層が利用できる今までなかった場だ。同スペースは空いていたテナントスペースをDIYワークショップにより、一般参加型で完成させた。まさに、カスタマイズ賃貸旋風を巻き起こしたメゾン青樹青木純オーナーのアイディアだ。このオープニングイベントに約70人が参加。当日は運営主体となる都電家守舎のメンバー3人によるトークショーを実施。参加者は熱心に耳を傾けていた。
こうした賃貸住宅発の文化発信の動きは東京だけではない。長野県長野市の築35年のマンションのオーナー、アドイシグロ石黒ちとせ氏もその一人。長野のリノベーション文化を所有するマンションから発信するべく「リノベーションシアター@光ハイツ」と称したイベントを昨年11月から開催している。DIYのワークショップや展示会、セミナーを通じて「リノベーションが街を変える」をテーマに活性化を図っている。「一つの建物だけが良くなってもダメなんです。街を活性化することが重要です」(石黒氏)

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