リート勢いづく

8・9月で3投資法人が上場
J-REIT(以下、リート)は8・9月の2カ月間で3銘柄が上場し、2銘柄が合併するなど動きが活発だ。
  
8日にさくら総合リート投資法人が上場した。
上場時価格は9万1000円に対し、7万9000円と発行価格を13%下回った。
米ファンドのガリレオと日本管財がスポンサーの総合型リートで18物件を組み込む。
地方の物件の比率が高いのが特徴だ。
 
8月31日には大江戸温泉リート投資法人が上場し9万3000円での売り出しに対し8万9200円だった。
温泉・温浴関連施設9物件を268億4000万円で取得した。
8月2日に上場した三井不動産ロジスティクスパーク投資法人は一口27万円で売り出し、27万1400円を付けた。
三井不動産が開発した首都エリアの大型物流施設を中心に9物件を755億1000万円で取得した。
また、1日付で、大和ハウス・レジデンシャル投資法人と大和ハウスリート投資法人が合併し、大和ハウスリート投資法人に商号変更した。
野村不動産マスターファンド投資法人とトップリート投資法人も合併し、以後は野村不動産マスターファンド投資法人として存続していく。
リートに詳しいアイビー総研(東京都港区)の関大介社長は「不動産価格が上がっており、リートの場合、鑑定価格で物件を購入できる。スポンサー企業が、物件を売るためにリートを組成する動きが出ている」と分析する。
日銀のマイナス金利政策で銀行への支払利息が減っているため、投資家への分配金が増えているものの、金融緩和が終わればその影響もなくなる。
現在の高騰する不動産価格を考えると、長期保有は薦められない局面だという。

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