2千人が避難所生活

倉敷市内の17カ所にある避難所には7月30日現在で、2000人を超える被災者がいる。
被害が大きかった真備町にある避難所・岡田小学校では猛暑が続く中、約350人が避難所生活を送る。
50代の男性はみなし仮設住宅を探したが、「とても引っ越しを考えられる家ではない」と嘆いていた。不動産会社から案内された部屋は、長期間空室だった築年数が古い住宅ばかり。男性は「部屋数が少なく選べるほどもなかった。仮設住宅ができるまで、避難所での生活も覚悟している」とうつむいた。


一方、みなし仮設住宅を借りて避難所を後にする被災者も不安をぬぐい切れない様子だった。真備町で妻と2人暮らしをしていた70代男性は1日に、みなし仮設住宅に入居した。今まで暮らしていた自宅は1階部分が浸水し、家具や家電などが全て流された。「これからはアパートのワンルームでの生活が始まる。慣れない土地での近所付き合いや部屋の住み心地など、心配事ばかりだ」と心境を明かした。
真備町は家族で持ち家に暮らす世帯が多かったため、戸建て住宅への移住を希望している被災者が多い。しかし、現在供給している倉敷市のみなし仮設住宅はワンルームなどの単身用が多く、被災者の希望に合わない問題が起こっている。
建設・解体費が不要のみなし仮設住宅での被災者受け入れにも課題は多くあるようだ。(山本悠輔/平田美帆)

関連記事