「リノベーションまちづくり」で和歌山市と協定

南海電気鉄道(大阪市)は3日、和歌山市と「リノベーションまちづくり」に関する連携協定を締結した。同市中心部の遊休不動産を再生・活用することで雇用や産業を創生し、地域価値の向上を図る。
同社では和歌山市内においての取り組みとして、2014年より地元の観光協会との共同で「加太さかな線プロジェクト」を実施しており、電鉄の加太エリアの交流人口拡大をテーマにした観光路線化を目指している。この取り組みを推進するため、和歌山市と連携したリノベーション街づくりを通じて市内中心部の遊休不動産の流通を図る。加太線沿線や和歌山市駅周辺エリアの魅力を創出し、沿線人口の増加を見込んでいる。


今回の協定に基づき、19年度より加太エリアの空き家や賃貸住宅の空室を対象にした「リノベーションスクール」の開催を目指す。リノベーションスクールとは、リノベーションを通じて都市再生について学ぶ短期集中合宿型のイベント。参加者は「ユニット」と呼ばれるチームを組み、講師のレクチャーやアドバイスを受けながら実務レベルのリノベーション事業計画を作成し、物件オーナーに提案する。リノベーションの対象となる空き家は随時募集していく。
和歌山市では同スクールをこれまでに6回開催しており、飲食店やゲストハウスなど実際に出された案が事業化されたケースが7件ある。同社との連携により、リノベーションスクール開催に伴う運営やPRを共同で行っていく。同社の担当者は「行政との連携により、人口流出が目立つ和歌山市内の活性化を図りたい」と話す。

関連記事