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問われるスルガ銀行の責任 与信資料改ざんなど発覚【2018年ニュース トップ1】

「かぼちゃの馬車」問題に端を発した投資用シェアハウスへの不正融資問題が業界に衝撃を与えた。
スルガ銀行(静岡県沼津市)は1棟1億円前後のシェアハウス購入にあたり、個人向けに年収の20倍の融資を実行してきた。1割相当の自己資金を用意できないオーナーに対しても、預金通帳など与信資料の偽造や改ざんが同行の行員の認識の下で行われたとされる。さらに物件評価額以上の過剰な融資との指摘もある。
利息は年3・5~4・5%と比較的高率。さらに金利7%以上で1000万円前後のフリーローンを組むことを融資条件とするセット販売が行われていた。


オーナーやその弁護団による追及を受けた同行は5月15日、2018年3月期決算の発表と同時に与信資料改ざんなどの不正があったことを認めた。3月末時点でシェアハウス案件の融資を受けている家主は1258人、融資残高は2035億87万円と明らかにした。
同22日、スルガ銀行・スマートデイズ被害弁護団(以下、SS被害弁護団)が刑事告発。金融庁も10月5日、同行に対し新規の投資用不動産融資を6カ月停止する処分を下す。金利の引き下げや返済条件の見直し、金融ADRを活用した元本の一部カットなど個々の債務者に適切な対応をするよう求めた。SS被害弁護団は物件の返却による弁済を求めて交渉している。
同行は11月12日に創業家出身の岡野光喜前会長兼CEOら旧経営陣9人を提訴、総額35億円の損害賠償請求を起こしている。

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