有國社長に565億円求め提訴

シェアハウス『かぼちゃの馬車』投資に対するスルガ銀行(静岡県沼津市)の不正融資問題で18日、有國三知男社長に対し565億579万円の損害賠償を求める株主代表訴訟が静岡地方裁判所に提訴された。
原告は物件のオーナーで株主の6人。
訴状によると、有國社長は取締役に就任した2016年6月には内部統制の機能不全を、同年12月には不正なシェアハウスローン融資が行われていたことを、各時点で認識できていたと指摘。
監視監督義務を怠ったとし、16年9月以降の融資実行額の7割を損害額として算定、信用棄損による損害50億円を加算して請求した。


原告代理人のスルガ銀行・スマートデイズ被害弁護団は同日都内で会見し、「責任重大にもかかわらずスルガ銀が有國社長を訴訟に加えなかったのは、経営陣のうち誰か一人でも残すという政策的な配慮があった」として責任を追及する構え。
スルガ銀は昨年11月に旧経営陣9人に対して総額35億円の損害賠償請求訴訟を起こしているが、有國社長は訴訟の対象外としている。
同日は、スルガ銀の旧経営陣に対する2件の訴訟についてもオーナー41人が原告として共同訴訟参加を同地裁に申し出た。同行の訴えでは融資額の3割を損害額と算定したが、弁護団は過少として7割で再算定し、766億円の支払いを求めた。

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