ネットで空室対策を提示

 東証TOKYO PRO Market上場のリフォーム会社であるニッソウ(東京都世田谷区)は、ウェブ上で賃貸住宅の入居率向上のための改善案を提示する無料サービスを同社ホームページ上で6月に公開予定だ。十数項目の選択式設問に答えると、最低限必要なリフォームや、家賃設定などアドバイス。家主や不動産会社などの参考にしてもらう。
 現在準備中で新メニューとなる『ロボットが行う空室対策』にアクセスすると、設定家賃(家賃、敷金、礼金)、ロケーション(最寄り駅からの所要時間、近隣環境)、築年数などのほか、オートロックなどの設備や水回り設備の状況、内装、眺望、彩光などに関する設問を表示。所有する物件に合う選択肢をチェックすると、物件の判定結果が偏差値で表示される。
 偏差値50が「近隣の物件と同様のスピードで決まる」という地域での平均空室期間を表し、8段階で評定。同社のリフォーム工事の実績で蓄積したデータをもとに設問の回答を点数化する。


 評価判定では、例えば内装の整備状況について壁や天井、クロスといった表装の貼り替えや、水回りの設備の取り換えなどを提案。また、周辺相場との比較で家賃や敷金・礼金などの見直しなどもアドバイスする。
 前田浩社長は「減価償却も考えると必ずしも過剰なリフォームは必要ではない。塗装や、パテなどの小さな修繕で問題なく入居が決まる物件もある。家賃を見直したり、仲介会社へ広告費を付けたり、入居者が物件を選ぶ時代に合った対策をしていく必要があると思う」と話す。

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