18㎡の部屋に死角を設けて開放感

築30年の物件の家賃を相場よりも2割高くしても成約できる部屋に再生したのが、TATO DESIGN(東京都渋谷区)だ。
専有面積18.29㎡の3点ユニットという部屋をバストイレ別にし、独立洗面台を新設しつつ、開放感ある空間を実現した。
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開放感があると表現すると、広いワンルームをイメージするかもしれないが、さにあらず。
同部屋は、実際に部屋に入ると、どの位置に立っても、死角ポイントがある間取りで、全体を見渡せないようになっている。
「それがかえって広がりがあるように感じさせてくれるのです」と同部屋のリノベーションを担当した同社大山啓社長は語る。
見えないからこそ、その奥に広がる空間を想像させる人の心理をうまく活用した設計なのだ。
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一部の壁面に無垢材を貼ることで空間に変化をつけ、玄関やトイレといった小スペースには茶色と黄色のタイルを貼り、豊かな色彩で遊び心をもたせた。
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可能な限り収納スペースを設けるために、水廻りの上部空間を利用するなど、デザイン性だけでなく使い勝手にもこだわっている。
契約したのは、30代前半女性。
天井が高いことや家具のレイアウトがイメージしやすいこと、小さいワンルームだが、料理がしっかりできるキッチン仕様などを気に入ったという。
なお、工事費は約350万円で家賃は8万5000円。
約3年で回収できるようにリノベーションした。

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