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洗面「風」化粧台設置で入居即決 賃料2万円以上アップ

東武東上線「ときわ台」駅から徒歩8分。
築40年、エレベーターなし4階建て全23戸のうちの1戸は、リフォームされず2年間放置されていた。
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それが320万円をかけたリノベーションでもとの賃料から2万1000円アップした9万8000円で、完成から2週間以内に入居の決まる部屋に生まれ変わった。
当初の間取りは2DKで風呂はバランス釜。
窓を開ければ風は通りぬけるが、構造上湿気がたまりやすく、ワードローブが置かれていたと思われる壁面にはカビがびっしりと生えていた。
洗面所は浴室内で、冬場は足場の冷たくなるタイル張り。
リノベーションを手掛けたエイムズ(東京都渋谷区)はまず、間取りを人気の1LDKに作り替えた。
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カビ対策で、壁と壁の間に空気層を作って結露を防止。
リビングは天井をさらに高くし、開放感を加えた。
玄関先に取り付けた姿見用の鏡は、上下を木材で縁取りデザイン性を高めている。
壁に面した床上の幅木の太さもポイントだ。
通常5cm程度だが、1.5cm程度にした。
本来壁と床の隙間を隠すためのものだが、狭くすることで部屋がすっきりと見えるほか、建築に関する知識のある人から見れば技術の高い改修が施されていることがわかる。
床材は無垢(むく)のアカシアを使用。
床1枚ごとに味わいがあり、汚れも目立ちにくい。
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造作キッチンはシンク下に収納を作っていない。
収納扉は年数が経過すると古さを感じさせるためだ。
リビングに設置した棚は可動式で、取り外すこともできる。
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入居がすぐに決まったのは高い技術やデザイン性だけではない。
一番の決め手は洗面「風」化粧台だ。
水回りの構造の問題で、独立洗面化粧台は設置できない。
そこで、バスルーム前に壁で仕切った脱衣所を設置し、コンセント付きの化粧台を作った。
歯ブラシや整髪剤、ドライヤーを置くのに困らないスペースが出来上がった。
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松島力代表は「独立洗面化粧台の有無は入居の決まりやすさに影響する。給排水の設備以外にも重要性があることがこの事例から見えてくる」と、人気について分析した。

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