豪雨災害を受け、管理会社が対応に奔走している。8月と9月、2度にわたり千葉県を水害級の豪雨が襲った。多くの不動産会社がお盆休暇中だった8月の豪雨では、自社事務所の床上浸水被害などを受けながらも、各社は入居者やオーナー対応に取り組んだ。
ハザードマップ〝外〟でも被害
契約書類のクラウド管理奏功
電話が不通に
「テレビニュースで繰り返し映されていた冠水道路は、当事務所の目と鼻の先だった」と話すのは、千葉市内で1000戸の賃貸住宅を管理する明日香ホームの藤井明日香社長だ。
8月の千葉豪雨で、自社オフィスおよび管理物件が浸水する被害に見舞われた。管理物件では、千葉市内の2棟で1階部分が床上浸水するなどの被害が発生。藤井社長は「床上20cmにまで浸水した物件もあった。畳がぷかぷかと浮くレベルだ」と振り返る。加えて、管理物件の隣家の塀が物件側に崩れかかる被害も発生し、緊急対応に追われた。
自社オフィスを併設する建物でも床上25cmにまで浸水し、電話配線が水に浸かったほか、ブレーカーが落ちて通信機能が一時停止する事態となった。
床下に浸水した水を排水する様子(左)。豪雨で地盤が緩み、賃貸住宅の外壁に塀が倒れ掛かる。9月末時点では、塀の撤去が完了。新たなブロック塀の施工について相見積もり中だという(提供:明日香ホーム)
お盆休み中だったため、現場対応は社長が一人で行い、事務所の水かきや修繕事業者の手配に奔走した。浸水被害に遭った管理物件については、オーナーが現場に足を運び、被害状況を同社に伝えたという。豪雨の翌日には室内の水が引いたことから、入居者は一時避難をせず物件内にとどまる判断をした。





