接客コンテストを行う不動産会社が増加

ホスピタリティ強化を図る仲介FC
人材教育の一環として接客を競うイベントを利用する不動産会社が増えている。
グループとして、接客力の底上げを図るため接遇コンテストを昨年から始めたのは、大東建託グループだ。6月19日、大東建託(東京都港区)・大東建物管理(東京都港区)は、第2回接遇コンテストを開催した。
当日は、2800人から選ばれた14人が日頃から鍛えた接客のスキルやホスピタリティーを披露した。
同コンテストは3部門で審査を行った。部屋探しの来店者にカウンターで接客を行う「来店応対の部」、管理業務スタッフが問い合わせに対応する「電話応対の部」、入居者宅を訪問する「訪問応対の部」。
今年2月から地方で選抜を行い、5月には全国を4ブロックに分け、4会場で地区大会を開催した。
最優秀賞は来店応対の部が和歌山支店の小林眞由美氏、電話応対の部は名古屋東営業所の竹田香緒氏、訪問応対の部は上尾営業所の山野井健夫氏が受賞した。
全体総評で大会委員長を務めた大東建物管理の門内仁志社長は「昨年に比べ、技術・心の部分にしてもランクが上がったという印象を受ける。お客様とともに生活し、歩んでいくことこそが我々の商品。一瞬一瞬の感動をどれだけ得てもらっているかで差別化していくべき」と語った。
接遇コンテストの映像はDVDにして各営業所に配布し、社員研修にも利用するという。
不動産仲介FCも加盟店向けに接客を競うイベントを開催する企業が増えてきた。
センチュリー21・ジャパン(東京都港区)は、来年、同社初の接客コンテストを開催する予定だという。
そのような業界のニーズの高まりを汲み、賃貸関連サービスを提供する会社がビジネスとして同様のイベントを行うケースが出てきた。今年で2回目になるネクスト(東京都港区)の「HOME’S 接客グランプリ」もその一つだ。
昨年は初回であるにも関わらず全国から238店舗が参加した。
不動産会社側は、社員のモチベーションを高めるとともに、社内研修や接客に関する評価体制作りのために利用している。
これらのイベント開催の賑わいは、賃貸住宅ビジネスがすでにハードからソフトサービスへと転換したことを示しているといえるだろう。

関連記事