セイワパーク 清家政彦社長 時間貸し駐車場1万2000車室

【企業研究vol.245】セイワパーク

インタビュー|2024年04月18日

  • twitter

セイワパーク 福岡市 清家 政彦 社長(52)

 立体駐車場の建築から管理、運営、メンテナンスまでを手がける駐車場のトータルカンパニーのセイワパーク(福岡市)。九州を中心に約300カ所の時間貸し駐車場を運営する。昨今は時間貸し駐車場のキャッシュレス化に注力。東京都や関西圏にもエリアを拡大し積極的に拠点増加に動いている。同社の清家政彦社長に今後の戦略を聞いた。

創業46年の老舗 九州中心に管理拡大

―時間貸し駐車場はどのくらいの数を管理しているのですか。

 九州を中心に約300カ所、車室数で1万2000車室くらいです。管理受託している顧客は、法人と土地オーナーです。法人はスーパーや量販店などの商業施設、病院などに付設された駐車場が多いですね。

―時間貸し駐車場の管理はいつから始めたのですか。

 当社は2024年で創業46周年を迎えましたが、時間貸し駐車場管理を始めたのは20年ほど前です。同分野の事業会社としては後発です。もともとは商社として先代が起業しました。しかし、全然うまくいかず、たまたま立体駐車場の相談があったことがきっかけで、立体駐車場や機械式駐車場などを販売する会社として展開してきました。ところが、バブル崩壊後にゼネコンがバタバタと倒産し、機械式駐車場は下請けで受注することもあり、当社も影響を受けました。そこでやはり元請けの仕事をしなければならないということで、自走式の駐車場の建築を始めました。今でも事業の半分は駐車場建設です。

―駐車場建設から時間貸し駐車場管理へと展開したのですね。

 駐車場建設事業というのは、フロー型ビジネスといわれていて、建築案件があるかないかで、億単位で売上金額が変わり、決算が全く安定しないのです。そこで、いわゆるストック型ビジネスとなる事業を始めようと着目したのが、時間貸し駐車場の管理でした。現在は駐車場建築と時間貸し駐車場管理の二つの事業が当社の柱です。

―確かにフロー型ビジネスとストック型ビジネスの二つの柱があると経営は安定します。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

おすすめ記事▶『アサマソフトウェア、駐車場管理業務を効率化』

検索

アクセスランキング

  1. 共済活用の動き広がる

    全国賃貸住宅修繕共済協同組合,KENT(ケント)共済協同組合,西田コーポレーション,三好不動産,スマイルあんしん共済協同組合,アート企畫社

  2. EV充電、累計受注2万5000台に急拡大

    Terra Charge(テラチャージ)

  3. AAAコンサルティング、不動産会社向けBPOで急成長

    AAAコンサルティング

  4. Sanu、サブスク型の別荘展開 200室へ

    Sanu(サヌ)

  5. イントラスト、家賃債務保証ノウハウを提供

    イントラスト

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ