不動産ストック有効活用事例学ぶ

公益財団法人不動産流通推進センター(東京都千代田区)は6月7日、住宅支援機構本店(東京都文京区)で『不動産業のためのストック有効活用フォーラム』を開催した。業界関係者ら約200人が参加した。
第1部では「既存住宅・建築物の活用促進、既存住宅流通・リフォーム市場の活性化」と題して、国土交通省の大臣官房審議官住宅局の山口敏彦氏が登壇。国が中古住宅のマイナスイメージを払拭(ふっしょく)するために事業者団体に標章を付与する制度「安心R団地(特定既存住宅情報提供事業者団体登録制度)」について説明。山口氏は「不安」「汚い」「わからない」の3つのイメージを払拭する必要があると強調し、特に「汚い」イメージの払拭においては外装・内装・設備の現況写真を閲覧できるよう呼びかけた。
第2部では「エバリューションによる有効活用活性化」と題して、明海大学不動産学部長の中城康彦教授が登壇。産業遺構の紡績工場を分譲住宅に再活用するなど、イギリスやロシアの不動産有効活用事例を紹介した。その後「建物エバリュエーション」事例コンテストの受賞事例発表が行われた。大賞を受賞したのは尚建(東京都文京区)の『Things.YANAKA(シングスヤナカ)』、優秀賞にスペースRデザイン(福岡市)の『リノベーションミュージアム冷泉壮』と日本土地建物(東京都千代田区)の『ドーミーイン後楽園(NTPR後楽園ビル)』。


講評に一般社団法人リノベーション住宅推進協議会の内山博文会長が登壇。「長い時間軸の中で、建物が持続可能な仕組みを構築していく視点で事業に取り組むことが重要だ」とコメントした。

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