コロナ禍は国内REIT(リート)市場をも直撃した。2月20日に2250円だった東証REIT指数は、3月19日に1145円まで急降下し、1カ月間で約50%も下落した。現在は1500円台まで息を吹き返しているものの、一般財団法人日本不動産研究所(東京都港区)の不動産エコノミスト・吉野薫氏は「パニック売りに惑わされず中長期で臨むべき」と意見を述べる。連載最終回、コロナ問題と絡めたREIT市場の現在・今後を語ってもらった。(聞き手/編集部・高山英聖)※インタビューは4月6日に実施したものです。
「J-REITの本来特性を理解すべき」
-東証REIT指数の急降下をどう分析していますか。