多様な事業モデルを共有
内装デザインや空き家再生事業を手がけるSOTTO(兵庫県神戸市)は9月4日、大阪市内でトークイベント「空き家活用フェス」を開催した。シェアハウスや居住支援、体験型宿泊施設など、異なる分野で遊休不動産の再生・活用に取り組む実践者5人が登壇。自社の事業モデルや展望について語った。空き家所有者や、空き家を活用して事業を行いたい人などが参加した。
前半は登壇者のプレゼンテーションで、空き家を活用した事業を紹介。マチアケ(同)の玉井智洋社長は、国籍や世代を超えた人が集う国際交流シェアハウスの運営事例を紹介し、「共感でつながるコミュニティーづくりが重要」と説いた。啓友エステート(大阪府交野市) の上山登子社長は、高齢者やシングルマザーなど住宅確保要配慮者を対象とした居住支援事業について解説。空き家を改修してシェルターやサポート住宅として提供する、福祉と不動産を掛け合わせた意義を強調した。
ほかの登壇者からは、築古の戸建てをインバウンド(訪日外国人)向け宿泊施設へ再生した高収益化モデルや、所有する古民家を地域に開放し多世代交流の拠点とする取り組みが紹介された。
同イベントを主催したSOTTOの増田早紀社長は、譲渡型賃貸「Tsumuie(ツムイエ)」を提案。これは賃貸で家賃を支払いながら暮らす入居者が、一定期間が経過した後にその住宅を取得できる仕組みだ。
後半のクロストークでは、「事業の収益性」や「立ち上げの第一歩」といった質問に対し、各登壇者が回答。終了後の交流会では積極的な名刺交換が行われ、空き家問題解決に向けた情報交換の場となった。
(2026年9月28日17面に掲載)





