賃貸仲介を行うハウスコム(東京都港区)は1日付けで、持ち株会社体制への移行を完了した。持ち株会社化により、不動産賃貸仲介事業を各エリアの子会社10社に承継。リフォーム事業をハウスコムコミュニケーションズ(同)に承継した。
地域特性踏まえた経営推進
持ち株会社体制への移行により、①事業領域の拡大による収益構造の転換②ITや人工知能(AI)技術を活用した既存事業の競争力強化③既存事業の新規出店やM&A(合併・買収)での店舗数増加による規模拡大④内部体制の強化、だ。田村穂社長は「各地域の市場性・業界慣習・働き方により、柔軟に対応することが求められている。当社のミッションの実現、そしてお客さまの成功を実現するため、各地域に合った営業施策の推進、従業員の教育・研修、人材資源の確保を機動的に推進していくため持ち株会社体制へ移行した」と語った。各地域での競争力の向上を図り、入居者側のエージェントとして全国へ展開していくとする。