ユーザーごとの暗証番号付与が可能に
ライナフ(東京都千代田区)はスマートロックの新製品『Ninja Lock(ニンジャロック)2』を開発し、5月から予約販売を行う。
スマートロックとは、ドアの室内側の開閉金具上にあらかじめ取り付けておくと、スマートフォンを使って遠隔で開閉できるという電子錠だ。
同社がこれまで販売していた『Ninja Lock』では、物件の管理者はいつ誰が解錠したかの入退室記録を取ったり、鍵の操作を1時間や2時間といった期限付きに設定したりできるため、空室の内覧時に用いられることが多い。
しかし、内見者・仲介会社・清掃会社といったユーザーごとに異なる暗証番号を付与したり、毎週月曜9時に解錠して15時に施錠するといった鍵の動作予約をしたりする機能はこれまで持ち合わせていなかった。
『Ninja Lock2』ではこれらの機能を盛り込んだスマートロックとして販売する。
滝沢潔社長は「不動産会社からの意見を取り入れた製品を開発した。無人内覧や空き室の活用など、不動産を気軽に活用できるよう、サービスを提供したい」と意気込みを話す。
今後さらに高品質なスマートロックを提供するため、MicrosoftやGoogleなどの製品を受託した実績を持つFlextronics(フレクストロニクス・シンガポール)と製造委託契約を結び、国内の工場で生産するという。
そのほか、鍵を数字キーで解錠するキーパッドや、磁石で取り付けるマグネットパーツなどさまざまなオプション製品を用意する。
価格は未定。