業績けん引は法人営業部門
北海道で約1万1000戸を管理する三光不動産(北海道札幌市)は、グループの2018年4月期の決算が増収増益となった。売上高は前年比137%の20億円で、営業利益は2億2000万円、経常利益は前年比127%の2億1000万円となった。
業績を特にけん引したのは法人営業部門だ。来店数・契約数ともに前年比150%アップした。仲介手数料の売り上げは7000万円から9200万円に上昇した。社宅代行会社との提携を15社から20社に増やし、北海道の企業との提携数も3年間の営業活動で80社から170社に増やしたことが起因している。
同社は7年前から法人営業部を立ち上げ、社員による地道な営業活動を続けた。アップル(さいたま市)や明和不動産(熊本市)、三好不動産(福岡市)、宅都ホールディングス(大阪市)など全国の不動産賃貸会社から、北海道に転勤する社員などの紹介をしてもらったことも奏功している。