ランドセット販売の強化も検討
静岡県で4500戸を管理するしずなびは、高齢者向けの施設紹介サイト「しずなび介護なび」を通じて、リースバック事業や売買などの不動産取引につなげている。
同社はセキスイハイム東海グループの完全子会社として、賃貸管理・仲介、サブリース、売買仲介・建売販売などを行う。地元の仲介会社に賃貸物件の情報を広く開示することで、入居率は95~96%を維持している。
同グループとの連携にも力を入れ、建築検討段階からの家賃査定や管理受託の提案をすることで管理物件を増やしている。
しずなびが運営するしずなび介護なびは、静岡県内で介護施設を探している高齢者やその家族に対し、老人ホームや高齢者施設を無料で紹介するサービスだ。現在は専任担当者4人体制で運営し、スタッフが直接施設へ同行・案内する。紹介成約実績は年間約360件だ。そのうちの約15%にあたる約60件が、それまで居住していた自宅のリースバックや売買などの不動産取引へつながっているという。
同サービスは、賃貸住宅から高齢者施設への住み替えだけでなく、高齢者施設から賃貸住宅への転居も支援する。このため、賃貸事業部が同サービスの運営を担う。
賃貸事業部の高橋章部長は「高齢化に伴う住まいの課題を解決するため、不動産に関する総合的な支援を実施している」と話す。
今後、同社は管理受託を拡大するため、ランドセット事業にも力を入れる方針だ。セキスイハイム東海グループが持つ土地仕入れの強みを生かして、投資家向けにランドセット商品の開発・販売を強化する。
さらに静岡県内の新築家賃の高騰を受け、他物件との差別化のために、ペット共生型物件やガレージハウスなど付加価値の高い物件の開発も行っていく。2026 年9月末には、4棟・全42戸のペット共生型アパートが竣工予定だ。
(2026年9月7日2面に掲載)





