山梨県を商圏に賃貸管理事業を主業とするけやき総合管理(山梨県甲府市)は、創業18年で管理戸数は4956戸(3月末時点)に成長。2025年は大学寮の一括受託により約2000戸を上乗せした。近年はDX(デジタルトランスフォーメーション)推進と分業制を導入し業務効率化を図り、オーナー提案の強化に注力する。
リノベによる空室対策で高入居率
売上高5億円に成長
―御社は谷隆仁社長が創業されたとか。
08年、私が32歳の時に前職の同僚5人と設立しました。20代はアパートやマンションの建築から管理までを一貫して手がける会社に勤務していました。しかし、山梨県内の人口が増加していない中で、建てることばかりに注力することに懸念がありました。そこで建てた後の「守り」である賃貸管理事業をメインにし、オーナーと向き合って事業を展開したいと考えたのが独立のきっかけです。リーシングや管理が得意な20代のメンバーが集まり、独立しました。
―直近の売上高と、事業ごとの構成比について教えてください。
25年12月期の売上高は5億円でした。事業別の構成比では、入退去時のリノベーションなどの営繕工事が最も大きく、全体の約50%を占めています。残りは、賃貸管理と賃貸仲介が各25%です。
―工事の売り上げが最も大きいのですね。
管理を受託している物件は、築30年程度のアパートや賃貸マンションが多くを占めています。そのため、オーナーとは建物の寿命を見据え、将来売却するのか、解体して建て直すのかといった出口戦略を常に話し合っています。建物をあと何年生かすのか、投資額をいくらに設定するのかといった論理的な中長期計画を提案することで、資産価値の向上を目的としたリノベーション工事の受注につながっています。





