10月末の完全子会社化目指す
情報通信事業大手の光通信のグループ会社であるK891が、レオパレス21の株式公開買い付け(TOB)を実施している。10月末までにレオパレス21の普通株式・新株予約権すべてを取得し完全子会社化することを目指す。レオパレス21は同TOBへの賛同を表明し、株主に買い付けへの応募を推奨している。TOBが成立すれば、レオパレス21の株式は非公開化される。
公開買い付け者のK891は、レオパレス21の子会社化を目的に3月に設立された。K891の親会社は光通信の100%子会社で、TOB成立後は光通信に加えPE(未公開株)ファンドのMBKパートナーズ、NECキャピタルソリューションの子会社が運営するファンドの出資を受ける予定となっている。
光通信は2022年にグループ会社を通じてレオパレス21の株式を取得。業界における競合の激化や管理戸数減少を背景に、レオパレス21には意思決定の迅速化や新たな事業パートナーとの機動的な連携が必要だと判断。25年9月ごろから同社株式の非公開化を検討してきたという。
レオパレス21は、企業価値の向上につながるとの判断からTOBに賛同した。具体的には、光通信グループが取り扱うインターネットなどのサービスの管理物件への導入や、光通信グループの法人顧客への社宅の案内といったシナジーを見込む。買い付け期間は26年9月15日から10月30日まで。
(2026年10月5日1面に掲載)





