一般に「トランクルーム」と呼ばれるセルフストレージ市場で、初の大型再編が行われる見通しとなった。業界最大手で東証スタンダード市場に上場するエリアリンクは7月8日、同じく同業の上場企業(東証グロース)のストレージ王に対する株式公開買い付け(TOB)の開始を発表した。これが成立すると両社を合わせたストレージ運営室数は14万室を超え、業界全体の2割を超すことになる。ストレージ市場は年率5%以上の成長を遂げていると見られるが、今後は寡占化の動きが強まりそうだ。
TOB開始 ストレージ業界で初の大型再編
今期末の運営室数は15万室
エリアリンクの前期(2025年12月期)末時点でのストレージ運営室数は約13万室。この段階ですでに業界全体の68万室の約19%と、2位以下を引き離してトップシェアを占めている(※注1)が、今回の公開買い付けによってストレージ王が完全子会社化されると、その1万3000室がグループインされることになり、トータルの運営室数は14万3000室。さらにエリアリンク自体の今期の新規出店は1万6200室を予定しているため、期末には15万室を超すことが確実だ。





