デジタル・マーケティング事業などを行うアイ・エム・ジェイ(東京都目黒区)は、インターネットで投資用不動産物件を入札できる「プレリアオークション」を7月1日からスタートした。
「プレリアオークション」とは、優良物件として同社の基準を満たす審査を通過した物件を、限定1000名の会員がプライスダウンオークション方式で落札できる会員制のウェブサービス。出品できるのは、同社が面談した上で利用規約に同意した不動産の売買・仲介事業者に限定している。同サイトの特徴は、情報の透明性だ。物件がいくらで出品されているか、現在の表面利回り、オークションの参加者数などの情報がリアルタイムで開示されている。そのため、ユーザーは自分の意志で確実に物件を購入する機会を持てる仕組みだ。これまで20年間サイトの構築を行ってきたノウハウを生かし、ユーザビリティーを追求。気になる物件を何件でもリスティングできる「ウオッチリスト」機能や、リスト化した物件が希望する価格や利回りになった時にユーザーに自動的にメールが送られる「入札リマインド通知」などさまざまな機能を持たせた。また、サラリーマン投資家でも物件の吟味ができるよう、物件情報の掲載からオークション開始まで1〜2週間の期間を設けた。情報の公開は金曜日から始まり、オークションは土・日に開催。休日に物件の内見に行ける設定にした。スマートフォンのフォーマットにも対応している。事業開発本部の斎藤寿一本部長は「これまでにない投資用不動産マッチングサイトとして存在感を示していけると考えています。当社の事業としてもB to C展開は新たな取り組みです」と話す。会費は月額1575円(税込み)。