大東建託(東京都港区)は2月1日に「第2回大東建託賃貸住宅コンペ」を開催した。応募に対し557作品が集まった。
今年の課題は「新たな『賃貸住宅』を考える」。敷地を指定した上で募集した。最優秀賞に選ばれたのは、作品タイトル「賃貸都市~二つの賃貸手法~」。フリーランスの佐藤浩介氏、清水建設所属の加藤直樹氏の作品だ。同作品のコンセプトは都市を賃貸する。既存の賃貸住宅のように同じ規模で住み続けるのではなく、そのときの収入や気分、ライフステージの変化に対応し、住み続けることができる賃貸を構想。また不要となった部屋は買い取り、賃貸住宅へと付加することで、その場所に新しいアクティビティを与え、シェア賃貸とする仕組みも構築する。この2つの賃貸手法により、都市と賃貸住宅を融解。生活スタイルにより、変化しながら暮らすスタイルを提案した。
今回はカテゴリー別に、シェアハウス、増築または減築、部分貸し、スケルトンインフィル、家具による空間形成などが集まる中、表現力が優れた作品・発展性のある作品として魅力ある作品を選定したという。
審査委員長の首都大学東京教授・建築家の小泉雅生氏は、「今回のテーマは賃貸住宅の可能性を考えるとともに賃貸住宅に課される社会的責任を考える場でもあります。すでに住宅ストックが余っている状態です。ソフト、ハード、さらに法律や経済などの社会制度を併せて提案していく局面に来ています」と講評した。なお最優秀賞には、300万円の賞金が授与された。





