スターツCAM(東京都江戸川区)が岩谷産業(大阪府大阪市)のLPガスによる災害対応型エネルギーシステムを導入した「防災賃貸マンション」を3月20日に完成させた。
今回完成したのは、東京都江戸川区に建設した「アネシス リアン」。スターツCAMがこれまで270棟ほど供給してきた免震工法を採用している他、敷地内にバルクタンクを埋設し、エネルギー源であるプロパンガスを常にストック。地震等に備えて、バルクタンクが残量60%を切ると補充されるように管理されていることにより、災害時に都市ガスや電気の供給が遮断されるような事態が発生しても、屋上に設置したガス発電機が自動的に作動し、最低3日間の非常用電力とガスが確保できる。ガス発電機による非常用電力は、一般の電力会社から購入する電力とは別の非常用回線となっており、各住戸では非常用電源への切り替えスイッチを手動で切り替えると、非常用回線を利用することができる。共用部のエレベーター設備にも早期に非常用電力が供給される。また、1階には防災倉庫を設け、各世帯分の非常用持ち出しセットや災害支援キット、非常用浄水器を備蓄し、敷地内にかまどベンチ、防災井戸も設置することで、地震災害等に備えている。
同マンションは2LDK57・81m2~60・9m2で、家賃は12万5000円~14万5000円(共益費別途7000円)。完成前に全29戸入居者が決定。同エリアには同時期に新築賃貸マンションが3棟あったが、同物件は間取りがニーズに合致していたことに加え、免震や防災という付加価値が最後の決め手となったという。建築費はおよそ6億円。スターツCAMでは、現在防災賃貸マンション第2号が横浜で工事中で、今年6月に竣工する予定だ。





