社宅跡地に2015年9月の竣工を目指す
ファスナー大手のYKK(東京都千代田区)は、同社の社宅跡地を活用し、黒部の自然エネルギーを利用した集合住宅と商業施設を開発することを発表した。
計画の名称は、「パッシブタウン黒部モデル」。
第1期開発では、5439㎡の敷地に地上3階・地下1階36戸(1LDK12戸、2LDK12戸、3LDK12戸)の住居と、商業施設を建設する。今年7月に着工し、2015年9月の竣工を目指す。
設計を担当するのは、建築家で神戸芸術工科大学教授の小玉祐一郎氏と、ランドスケープ・アーキテクチュアの第一人者宮城俊作氏。
小玉氏は、「暖冷房エネルギーの60%削減、給湯エネルギーの30%削減、そしてバイオマスの利用によるエネルギー消費全体の60%以上削減を目指す」と発表。地域の気候風土の特徴を生かした設計で大幅な省エネルギーを目指す。
宮城氏も、「落葉樹の利用で夏期の緑陰と冬期の陽だまりの確保。農業用水の導入や地下水源の活用による水景施設の整備で、屋外空間に冷涼感をもたらす」といった設計ビジョンを発表し、入居者が戸外での生活を楽しんだり、四季の移ろいや環境変化に敏感になることのできる暮らしを実現すると語った。





