賃貸住宅の企画開発を手掛けるパースペクティブ・アール・イー(福岡県糟屋郡)は10月末と11月末に竣工する新築2物件で、輸入家具大手のイケア・ジャパン(以下、イケア・千葉県船橋市)が内装をコーディネートするプロジェクトを実施する。
対象の物件は福岡県古賀市に建つRC造5階建て1LDK全15戸『パースペクティブ古賀ししぶ駅前』と、同糟屋郡に建つRC造7階建て2LDK全26戸『パースペクティブ須恵中央』のうちのそれぞれ1戸ずつ。物件の入居者募集時にイケアがプロデュースした部屋を2週間モデルルームとして使う。賃料は未定だが、家具レンタル代を加算する。
イケアは自社の商品を使い、壁に穴を開けたり壁紙を替えたり、通常の賃貸住宅ではできないトータルコーディネートを行う。予算は2部屋合計で約150万円だ。
パースペクティブ・アール・イーは今後も家具メーカーとのプロジェクトを打ち出していく。
同社の野中周二社長は「イケアは非常に安価でデザインの良いものを提供しており、コーディネートサービスまである。それを家主らに広めていきたいと思ってプロジェクトを計画した。インテリアコーディネートサービスは今後家具付き賃貸が増えるともっと盛んになっていくだろう。入居者にとっては、完璧にコーディネートされた『こんな部屋に住みたい』という望みを実現させるような部屋を今後もたくさん作っていきたい」と話した。