完成前に満室目指す
管理・仲介事業を行う松井産業(埼玉県三郷市)は、女性専用アパートを10月中旬にオープンする。JR武蔵野線で利用者が最も少ない「吉川美南」駅に今秋、ショッピングモールが完成するため、同エリアの入居ニーズが上がると見込んでいる。9月中旬にモデルルームを開設し、即日の全室申し込みを目指している。
物件は同駅から徒歩9分の場所に位置する『プリマアクエリアス』。イオンモールが「食」や「健康」をテーマとしており、洋菓子店やカフェなどのテナントが多く入居することから、アパートは働く女性にターゲットを絞った。
施工はサン勇建設(埼玉県草加市)で、同社が加盟するプリマ倶楽部(神奈川県横浜市)の『プリマ』シリーズを建設。女性専用アパートで、1700年代英国のジョージアンスタイルを採用。外壁レンガ、モールディング、漆喰建具などは海外メーカーから輸入している。間取りは1Rで専有部は22.7~23.3㎡の7室。家賃は5万9000~6万2000円。
松井産業の大山雅史氏は「近隣には越谷レイクタウンやコストコなど大型ショッピングモールが軒を並べる、生活上の利便性は高いエリア。イオンモールの開業を機に駅前は発展が続き今後アパートの建設が増えるだろう。当社も管理戸数増加に努めたい」と話した。