異業種交流のニーズをつかむ
分譲マンション開発・不動産仲介を行う近鉄不動産(大阪市)は19日、賃貸事業を強化する一環で、単身の社会人向けに特化した賃貸ブランドを新設した。名称は『Sociale(ソシャレ)』で、入居者同士の交流スペースを設けたことが特徴だ。
単身の社会人向けに特化した理由は3つ。1つ目は、近年、社員寮の位置づけを見直す動きが広がっていることで、職住近接による通勤負担軽減や異業種交流の促進を企業が求めていること。2つ目は単身世帯が増加する中で、他者と交流したいというニーズがあること。3つ目は、ターゲットを絞ることで一般賃貸との差別化が図れることだ。
新ブランドの第一弾となる『Sociale木津川台』は、近鉄京都線「木津川台」駅徒歩4分、けいはんな学研都市の精華・西木津地区内に位置する。軽量鉄骨造3階建ての総戸数120戸。入居開始は2019年3月。