3665戸を管理するエムケイホーム(愛知県豊橋市)は、低価格リノベーションを中心としたオーナーへの提案に注力し、93・4%の入居率を保っている。目下、管理戸数の拡大よりも、既存管理部件の入居率向上に力を注いでいる。
造船会社の社宅として18年間契約し、今年3月に全24戸が全室解約となった物件では、店舗デザイナーを迎え店舗内装用の資材を使ってリノベーションを実施。周辺の平均相場よりも2000円高い賃料で、募集から1カ月半の間に満室となった。
水回り設備は新調せず、キッチン扉にリアテックと呼ばれる硬質塩化ビニール素材を使って雰囲気を一新。床材には住宅で使われることの少ないレザー素材のクッションフロアを用いた。一般的に水回りを含むフルリノベーションを行うと1室300万円程度が必要となるが、設備を残した今回のリノベーションでは80万円に費用を抑えた。
水野和也社長は「店舗用の資材は見た目を重視しつつも、費用を抑えることに重点を置きます。これまで住宅用としてはそぐわないと考えられてきた素材でも、若い世代には好意的にとらえられ、時代に合っていることに気づかされました」と話している。





