入居率の維持・向上の手段の一つであるリフォーム・リノベーション。提案から施工まで、他社との差別化を図るためのこだわりは各社で異なる。地場の不動産管理会社2社に聞いた。
平和建設、意匠性の高さで差別化
唯一性を訴求し入居率90%台維持
管理戸数160戸の平和建設(埼玉県戸田市)では、リフォーム時に意匠性の高いデザイン・設備を取り入れて、管理物件の差別化を図っている。管理物件と同じエリアにある、自社所有物件で効果が見られた改修事例を応用して、オーナーに改修案を提案している。5年前から実施しており、河邉政明社長は「入居率90%以上の維持に役立っている」と実感を述べる。オーナーが支払う施工費用は、通常のリフォーム費用の約20%程度の上乗せで可能だ。