みやちゅう、鉱物を使用した制振材で防音

宮城県の優れた工業製品認定

　建築資材製造を手がけるみやちゅう(宮城県仙台市)は、同社が製造・販売する、騒音低減効果のある「天井制振材」の販売を強化する。

　制振材とは、振動を抑えることで防音効果を高める素材のこと。同商品は天井に敷く置き型の制振材で、宮城県産の天然鉱物ゼオライトを封入した粒状体袋の商品だ。住宅の天井裏の空間に敷き詰め、天井に伝わる振動エネルギーを一般的な二重天井と比べて約90%低減。子どもが跳びはねる音や物の落下音、洗濯機の動作音などの低減に効果を発揮する。

　同商品は、1月18日、宮城県内の優れた工業製品の「第16回みやぎ優れMONO」として認定された。同認定は、宮城県内の自治体や経済団体15団体で構成される「みやぎ優れMONO」実行委員会によって行われ、認定商品の県内外に向けた販売拡大支援を目的とする。効果と共に、宮城県産の原料を利用した製品としても評価された。