パソコンやスマートフォン周辺機器、オーディオ製品の開発・製造および販売を行うラトックシステム(大阪市)は、感震ブレーカー「震太郎X5029」の先行予約を2月22日に開始した。
感震ブレーカーとは、電気火災対策として活用される防災用品。震度5強相当の揺れを感知し、主幹ブレーカーを遮断する。アース付きコンセントに差し込むだけで使用が可能だ。
基本動作は五つ。一つ目は、避難準備を考慮した「感震動作機能」で、地震を感知し3分間警報が鳴った後にブレーカーを遮断する。二つ目は、「リセット機能」で、警報の鳴る3分以内にリセットボタンを押せば遮断解除が可能。三つ目は地震後3分以内の停電に対応する「地震波感知記憶機能」で、復電後に即時遮断する。四つ目は、停電後の地震に対応する「停電補償機能」で、停電後8秒以内の地震を感知し、復電後に即時遮断する。五つ目は、「家屋倒壊感知機能」で、地震波感知後、家屋の急激な傾きや倒壊を感知し即時遮断する。その他テスト機能もついており、利用者自身で定期的な点検も可能だ。
同商品は、配線機器を手がける大和電器(東京都品川区)が製造。ラトックシステムが正規代理店として販売していく。
(2024年3月11日11面に掲載)