高齢者専用賃貸住宅(高専賃)を展開する学研ココファンは、来期以降年間20棟ペースで物件供給を行う計画を発表した。
5月26日に学研ホールディングスが行った第2四半期決算報告と併せて発表されたものだ。2012年10月から2013年9月までの間に東京2棟、埼玉8棟、千葉5棟、4棟、さらに熊本で1棟の開設を目指す。
2011年度9月期には4棟226戸だったことから、供給ペースを一気に加速させたと言える。計画通りに開設すれば、累計戸数は今期中に10棟476戸、来期末に30棟1557戸となる。
既に着工している物件については、2010年度の高齢者居住安定化推進事業の建設補助金の認定を受けている。今後の着工物件は、5月30日から受付が始まるサービス付き高齢者向け住宅整備事業の補助申請を行う。
また、以前から計画されていた高齢者専用賃貸住宅と子育て世帯向けの一般賃貸住宅に保育所、学習塾、クリニックを併設させた高齢者・子育て世帯複合型住居物件についても、2013年4月に千葉県市川市で1棟目が開設予定であると発表された。