相場より1万円増で家賃設定
管理戸数1500戸のイニシオ・ライフサービス(兵庫県宝塚市)は、管理する新築物件にIoT機器を導入。相場よりも募集家賃を最大1万円ほどアップさせた。
同物件は、JR宝塚線中山寺駅から徒歩3分の場所にある。グループ会社の田中住建(兵庫県伊丹市)が建築し、4月に竣工。その後、イニシオ・ライフサービスが管理を受託した。
導入したIoT機器は三菱地所(東京都千代田区)が提供する「HOMETACT(ホームタクト)」。室内の設備と、スマートフォンなどの遠隔操作を行う端末をつなぐ中継地点の役割を持つ。同機器を導入することで、複数のIoT設備を遠隔操作できる。スマートロックやエアコン、テレビや照明などとの接続をした。
今回導入した物件の周辺相場家賃は、ワンルームや1Kなどの単身者向けで5万円ほど。同機器を導入したことで、家賃は相場より5000~1万円引き上げた。これに、共益費5000円、スマートロックの利用料として1200円を上乗せした。6月15日時点で6戸の入居が決まっている。
導入費用は、IoT機器の本体代と工事費込みで10万~30万円。IoT機器につながる配線を引くことで導入が可能だ。大村大社長は「既存物件に後付けすることも容易。競争力のある物件とすることで、資産価値向上につながる有効な対策だと考えている」と話す。
イニシオ・ライフサービス
兵庫県宝塚市
大村大社長
(2025年7月7日2面に掲載)





