「オーナー」 の街づくり体験提供
収益不動産の販売などを行うセンス・トラスト(大阪市)は、不動産クラウドファンディングサービス「SENSE OWNERS」の提供を開始した。開発の進捗はもちろん、物件の持つ歴史や再生に至るストーリーを積極的に開示する。事業運営の透明性確保により、初めて不動産投資を行う人が安心して資産形成ができる環境づくりを目指す。
同サービスの特徴は、投資家を「オーナー」と位置付け、街づくりに参加する体験を提供するコンセプトにある。案件ごとに責任者が前面に立ち、物件取得の背景や開発状況を発信していく。
第1号ファンドとして、東京都中央区八丁堀エリアのホテル開発プロジェクトをすでに公開している。募集金額は2億円で、想定運用期間は11カ月、想定利回りは12%だ。既存建物を取得して再生し、ホテルとして開発を進めることで、不動産価値向上と地域活性化を目指す。
今後は東京都を皮切りに神奈川県横浜市や京都市、大阪市、兵庫県神戸市など全国各地へプロジェクトを展開していく。出資金額は1口10万円からとし、まとまった資金を持たない人でも参加しやすい設計とした。
6月に行われたサービスローンチ記者会見では、今中康仁社長や事業責任者がサービスについて解説した。そのほか、サービスアンバサダーを務める元プロ野球選手の糸井嘉男氏も登場した。
今中社長は「単に不動産へ投資するのではなく、オーナーとして街づくりに参加する体験を届けられるものをつくりたいと考えて立ち上げたサービスだ。まずは多くの方に不動産に触れてもらい、日本の不動産の価値や魅力を身近に感じてほしい」と語った。
(2026年8月3日4面に掲載)





