リロケーション・ジャパン(東京都新宿区)は大学向け外国人留学生の住居サポート業務フルアウトソーシングサービス「RELO AGENT(リロエージェント)」の全国展開をはかる。大学へのサービス紹介と、賃貸物件の仲介を担当する不動産業者の全国ネットワーク「RELO AGENT NETWORK(リロエージェントネットワーク)」の構築を4月から進める。
同社は昨年2月から学校との包括転貸借および業務委託契約により、その学校に在学する留学生の住宅支援事業を展開してきた。留学生の受け入れに際し、大学が保証人になるケースは多かったが、東日本大震災発生時に帰国してしまった留学生が多数発生したことで、家主や不動産会社から保証人である大学に問い合わせが殺到。大学ではそれらの煩雑な問い合わせに即時に対応することが難しく、同社は同サービスの必要性を再確認したという。現在、首都圏約15校の学校と直接契約を締結・予定しているが、今後全国に広げる狙いだ。
同社は全国の不動産会社とネットワーク構築。学校に「リロエージェント」の導入を加盟業者が紹介することで、加盟各社は学校との関係構築、サービス導入後は留学生に対する賃貸仲介を独占的に行えるようになる。同ネットワークの加盟不動産会社は、留学生の規模により1エリア2〜4社とし、加盟に際しては1社につき加盟料21万〜31万5000円必要になる。既に全国で32社の不動産会社各社からの申し込みがあるという。