初の介護付き有料老人ホーム事業開始

京王電鉄

商品|2012年09月03日

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京王電鉄(東京都多摩市)は、8月28日、初のシニアレジデンス事業である介護付き有料老人ホーム「アリスタージュ経堂」の入居を開始した。運営は京王電鉄100%出資のウェルシィステージ(東京都新宿区)が行う。建物はRC造7階建て。小田急線「経堂」駅徒歩11分の立地。
一般居室が116戸(40・02平方m〜133・42平方m)と介護居室が30戸(21・72平方m〜22・94平方m)。

特徴の一つは充実した設備にある。施設の屋上には太陽光パネルに加え、太陽熱集熱パネルを設置し大浴場などの共用部に利用する。

メーンダイニングでは京王プラザホテルで経験を積んだシェフが直営で料理を提供する。一方、一般居室にはIHのコンロが付いたキッチンを備え付け、料理ができるようにした。「食事に関しても入居者が自由に選択できるようになっていますが、『栄養バランスの取れたプロの作るおいしい料理』を入居者様は選ぶのではないでしょうか」と自信をもって語るのはウェルシィステージの麻生耕良社長だ。

「入居者の視点」を重視することで定評のある鈴木エドワード氏に設計を依頼。入居者に近い年齢であり、暮らす人間が求める落ち着いた空間をつくってくれると考えたからだという。内装には竹をふんだんに使い、床も竹材だ。「竹には懐かしさ、体になじむ感じがあります」(麻生社長)。より糸の作品を廊下に展示し、「和」のテイストを生かした。
 施設のもう一つの特徴は、要介護度ごとに対応できるサポート体制が整っていること。一般居室の入居者が要支援〜要介護2に認定された場合は、サポートラウンジで日常生活機能訓練や健康チェックなどの介護サービスを受けられる。要介護度が3〜5になると介護居室に移ることが可能で、その際追加の費用はかからない。居室には緊急通報装置や、一定時間通行がない場合にスタッフに連絡される生活リズムセンサーが付き、24時間有人管理体制を敷く。

「全てのことに『安心』して住んでもらえることが最大のテーマです」と麻生社長は言う。

入居条件は満65歳以上であることと、身の回りのことが自分でできる程度の健康な者。共同生活を円滑に営める者。

入居にあたり一般居室の場合、入居一時金(3880万円〜1億6880万円)とヘルスケア一時金630万円を支払い、入居後は管理費15万2250円(2人入居の場合は25万2000円)と諸費用が必要となる。

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